皆さん、こんにちは。
ロココリハ作業療法士の道中です。
今日は、介護老人保健施設で活躍する「作業療法士」というお仕事についてお話ししたいと思います

リハビリを学ぶ学生さんや転職を考えておられる既卒の方にとって、就職先は回復期リハビリテーション病院や急性期病院が主流だと聞いています。
しかし超高齢社会の現在、作業療法士の活躍の場が高齢者分野に広がっています。
私たち介護老人保健施設は入所・ショートステイ(短期入所)・デイケア・訪問リハビリ、というサービスをご提供しています。「ご入所」と「在宅生活の継続」という両面から高齢者を支える役割を持っています。それは、まさに大規模多機能型施設

リハビリの内容を一言でいうと、「生活に必要な動作」を「活動を通じて」訓練することなんです。
そんな作業療法士の取り組みをご紹介いたします


茶道の先生をされていたご利用者さまのケース

ご入所中のご利用者さま。最近は意欲がなく、体を動かすことにも少し消極的です。
そこで、3年ぶりにお茶をたててみました!

「左手が使いにくくなっているので、お茶碗持てるかな…」と仰っていましたが、
いざ挑戦!
持てた!
飲めた!
「美味しい…」と笑顔&涙。

今では、職員に「お茶碗はこうやって持つんだよ」とお作法も教えていただいています。

これからは役割活動や手のリハビリも行っていきます!
現在、ロココリハには作業療法士2名、理学療法士3名、言語聴覚士2名が在籍しています。
ロココリハのリハビリテーションは身体機能の評価・訓練だけに着目したリハビリを行うのではなく、
@ご利用者の意欲や反応を引き出し、
A生活の中で継続できる活動を見つけ、
B今のADL能力を低下させないようにする
Cそして、ご利用者のQOL向上につなげる
D介護職員に「できる動作」を伝え、生活リハビリの中で「し続けられる動作」にしていく
といったICFの視点に沿ったリハビリを考えています。
作業療法士は、ADL・生活に密着した考え方を持っていること、自助具や福祉用具など環境面への知識がある職種です。
「生活リハビリ」をおこなう介護老人保健施設で作業療法士は十分にやりがいを感じられると思います

また、生活リハビリは介護職員との協働も重要です

リハビリ専門職員がご利用者のできる能力を評価し、それを実際の生活の中で支援していくのは介護職員なのです。
先日、介護職員向けに「生活リハビリ」の勉強会を行いました




勉強会「生活リハビリって何?リハビリは介護職員でもできる」資料より一部抜粋
少し難しい内容でしたが、介護職員の皆さんも熱心に聞いてくださいました。
ご利用者の活動や参加の向上を目指して、他職種に発信していくこともリハビリ職員の役割でもあります

今日は、長文になってしまいました…
お読みいただいてありがとうございます。
介護老人保健施設のリハビリに興味を持ってくださった方、ご見学やご相談を随時受付けています!

介護老人保健施設ロココリハ採用係
TEL:06−6855−2525
までお気軽にどうぞ

次回は理学療法士や言語聴覚士のお仕事紹介をしたいと思います!
こうご期待!
posted by ロココリハ at 10:27|
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